人工知能(AI)を中心とした高度情報通信技術(高度ICT)が、
私たちの社会を大きく変えようとしています。
最先端の技能や技術を修得することはもちろん、
全ての基盤である数理と情報の基礎を身につけ、
社会的課題の解決や人と社会に役立つ学びと研究を
行っていくのが情報数理学部です。

情報と数理の力で
人が主役の
AI社会を創る。

Let's work together to create an AI society
where humans play the leading role
by learning and putting mathematics
and information into practice.

3つのコース
Course

3年次より、
領域の異なるコースに分かれて学びます。

情報システム・セキュリティコース

情報科学における数理的な理解と高い倫理性を持ちながら、情報システムや情報セキュリティに関する技術を利活用する職種に幅広く対応できる人材を養成します。

AI・データサイエンスコース

高度ICTの根幹となる、AIまたはデータサイエンスの理解と技術を身に付け、多様な学問領域を融合しつつさまざまな職業においてグローバルに活躍できる人材を養成します。

数理・量子情報コース

数理的理解に基づいた応用力・問題解決能力を身に付け、量子情報といった最先端の分野を含めて国際的に活躍できる大学・企業などでの研究・開発に携われる人材を養成します。

人と社会に役立つ
フレキシブルな
学びと研究を。

入学案内 view more

Takeshi NAGATA

人工知能・画像解析

Fumiko OGUSHI

統計物理

Takayuki MIYADERA

量子情報理論

Kasumi ABE

ヒューマンインタフェース

Hiroaki ANADA

暗号理論

生成AIで、完璧で究極の
バーチャルアイドルが誕生!?

顔画像を分析してアイドルの「平均」を生成

時代を彩るアイドルの顔画像を収集し、生成AIに学習させることで10年ごとの平均顔や理想のバーチャルアイドルを生成するアイドル顔画像分析プロジェクト。それが私たちの研究の一部です。その他にも生成AIを活用した脳内イメージ可視化システムなどを手がけ、新しいコミュニケーションやアートの実現をめざしています。

ヒトの知能に迫るAIで社会貢献

サイバー空間とフィジカル空間が融合した社会「Society5.0」に貢献する最先端の学びを探求していく私たち。人間の脳は視覚情報を処理するために発達した側面があるため、AIによる画像処理の研究は知能の探求にもつながります。ヒトの知能に迫るAIを作り、社会に貢献していくのが究極的な目標です。

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永田 毅 教授

人工知能・画像解析

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コップの中の水とWikipedia
「生態系」 は
どうつながるのだろう?

複雑な世界に数理とデータで挑む

コップの中の水は、全体としては液体として振る舞う一方で、個々には単純な規則に従う要素の集まりでもあります。要素同士が相互作用することで、沸騰したり凍ったりと大きく様相を変化させもします。同様に、人の社会のような大規模で複雑な系も、「つながり」に注目することで、その普遍的な性質や特徴が段々明らかになって来ています。

理論研究と実データ解析の双方から

生物の行動や人の社会のような現実の複雑で捉えづらい対象は、水のような古くから物理学の分野で扱われて来た対象とは一見かけ離れているようにも思えますが、統計物理の考え方や数理の力を使うと見通しが良くなることがあります。数理物理と計算機の力を頼りに、世の中の様々な現象に自分の力で挑戦してみませんか。

小串 典子 准教授

統計物理

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若い研究者がどんどん活躍する
量子情報の世界を探索しよう!

注目を集める量子情報の世界

スパコンで1万年かかるタスクをたった200秒で実行できたという衝撃的なニュースが2019年に世界を駆けめぐり話題になりました。このニュースの主役は「量子コンピュータ」。量子コンピュータの開発競争とともに量子情報の基礎分野も再注目され、2022年には量子もつれの研究者3人がノーベル物理学賞を受賞しています。

“のびしろ”があるから面白い!

20世紀初頭から始まった量子論をもとにした量子情報は未知な部分が多く、若い研究者が活躍しているところも魅力です。「数学がカッコイイ!」と感じている方にとって挑戦のしがいがある学問で、量子情報が数学に新たな問題を与え、数学の理解も進展します。新薬・新素材の開発をはじめ社会的な期待も大きい量子の世界を一緒に探索してみませんか。

宮寺 隆之 教授

量子情報理論

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育児支援アバターロボットで、
離れていてもみんなで子育て

コミュニケーションに機械学習の技術を活用

遠く離れていても、まるで一緒にいるみたいに遊べるロボット「ChiCaRo」を活用したプロジェクトを通じて遠隔共同子育ての可能性を模索。子どもとロボットとのインタラクション(相互作用)の構成論的解明と、その成果をコミュニケーション支援や育児支援のシステムに応用する研究をしています。

人の気持ちに寄り添う技術を

人は共同で子育てするよう進化してきた生き物なので、システムを介して現代社会に合わせた形での共同子育ての創出を目指した技術です。「人の役に立ちたい!」「プログラミングやモノづくりが楽しい!」「コミュニケーションや人を知りたい!」という方はきっと、成長とワクワクを一緒に共有できると思います。

阿部 香澄 准教授

ヒューマンインタフェース

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量子コンピュータにも、
ハッカーにも破られない
暗号を作り出す。

暗号理論で未来を守る

インターネット接続時や通信中に『暗号』の理論や技術が活用されています。しかし、量子コンピュータの進化によって強固なセキュリティが突破されてしまう可能性が予測されています。量子コンピュータにも、悪意あるハッカーにも破られない新たな暗号を作り出すのが、私たちの研究テーマのひとつです。

情報数理の学びが活きる場所

暗号理論は注目を集めるビットコインや次世代交通システム、あらゆる業界のDX戦略にも用いられ、プログラミングやコンピュータサイエンス、数学、社会学など多彩な領域の研究者が続々と集まって活発な議論が交わされています。技術開発の力点が物から抽象へとシフトしつつある私たちの時代に、情報数理の学びが大いに活きます。

穴田 啓晃 教授

暗号理論

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